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スタッフが戻ってこない問題

バリ島ではこの時期
人材が不足するのは
なぜなのか?
 
そのことについて語りたい


1.事例

修理に出していた車を
TOYOTAに取りに行った

 

安く修理する方法も考えたが
今回は保険を使用するので
ディーラーに修理を頼むのが
一番クオリティが高く修理できると思い
お願いした

 

2.時間かかりすぎ

実は修理には
丸一週間かかった

そんなに
時間のかかる修理ではないのに

TOYOTAが話す理由としては
6月上旬にラマダンという
断食期間が終わり
そのあと、バリ島に住む者で
他の地域からきている者は
帰省をするからである

 

3.田舎が遠い

インドネシアは様々な島々から
なる国であるが

バリ島はインドネシアを
代表する観光地であることから
人が集まってくる

しかし、彼らは裕福ではない

飛行機に乗るお金があれば
簡単に帰れるのかもしれないが

そうでない人も多いので
車や船を乗り継いで帰る
しかも地元の友達と帰ることも多い
ゆえに戻りも同じく相乗りして帰るため

自分の都合だけで
帰ることができなかったりする

 

4.田舎に錦を飾る

日本でもあることかもしれないが
この時期、田舎に帰ると
急に偉そうにしたりする人や
お金持ちになった人などが
登場する

見栄を張っていることも
多いのだが

そこで起こることとして

どうやって稼いだのか?
どうするれば稼げるのか?

という話になり

結果、
そのまま会社を辞めたり
転職する人が急増する

なのでこの時期
人材の流動性が高い

 

5.これはTOYOTAでも起きる

修理が遅くなった最大の原因として
この時期の人で不足である

先ほど話した通り
大手のTOYOTAでも
田舎に帰ったっきり
戻って来なかったりして

修理できる人が
いつもは20人程度
修理工場にいるのだが
今回は5人ほどだったとのこと

 

6.対策はどうしているのか?

毎年の恒例行事なので対策は
しているだろうと聞いたところ

TOYOTAとしても
それを見込んで
この時期に採用に力を入れていたりする

さらに、
バリ人を雇用することで
宗教や出身地が偏らない様にバランスをとり
対応している

(バリ人は一般的に他のエリアの人に比べて
賃金は高くなる傾向にある)

つまり、TOYOTAでも
どさっと人がいなくなり
一時的に新人ばかりとなるが

クオリティは下げれないので
時間がかかってしまったとのこと

 

7.まとめ

大手企業でも
こんな状況が毎年の様に行われ
さらに、近所のココナッツ屋さんは
もう3週間近く休んでいる

それほど
この時期の人材流動性や
リラックス感は
半端ない

これが普通の中小企業の場合

給料の前借りをお願いしてきて
そのまま辞めてしまう人や
横領して逃げる様に辞める人も多い

東南アジアだからこそ
人事制度の工夫が求められる

 

 










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著者プロフィール
大坂寿徳(toshinori osaka)

バリ島在住6年目の海外起業家
観光やビジネシス情報
今思うことを自由に発信
海外で起業したい人の参考になれば
現在バリ島にて不動産およびコンサルティング業
を経営

日本とインドネシアの会社法と民法が詳しい
数少ない日本人


以前日本では保険代理業(事業売却済み)
外資、会計コンサルティング会社、
不動産業、学生企業(PR会社)などを経験

バリ島への移住、不動産探し、銀行口座開設
法人設立、VISAなどの相談受付中
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