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市立保育園でお餅を詰まらせ死亡した事故について

栃木県にある
市立保育園で2歳の子供が
おやつで食べたフルーツポンチの中にあった白玉餅を詰まらせて死亡した。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG19020_Z10C12A8CC1000/

事故は7月17日に発生し、
子供が詰まらせたのをみて保育士が背中をたたくなど
緊急措置を行ったが改善できず
救急車を呼び救急隊員が白玉を取り出した。

しかし、その後も意識不明の重体が続き
約1カ月後の昨日8月19日に死亡。

白玉は直径2~2.5センチと発表している。

ここで考える。

保育園視点で見ると2つ
調理師と保育士。

1つ目
調理師としては白玉のサイズは2~2.5センチ
実際に物差しで測ってみると
白玉としては2.5センチは決して大きくはない。
また、子供向け行事として定番の餅つきでも
これより大きいサイズのものが提供されている。

しかし、2歳児向けのお餅としてこのサイズは
妥当であったから疑問が残る。
先ほど決して大きくはないと記載したが
小さくもない。

ここで調理の責任者の過失が問われる。

2つ目
保育士としは
フルーツポンチを食べているのを
当然目の前で見ていたのだろうが
にぎやかであるはずのおやつの時間で
1人の異変に直ぐ気付けたであろうか?
メニューを意識していつもより、
注意深く見れていたのであろうか?

そして、詰まったときの対応として
背中を叩いたとしているが
それが妥当であったか?
叩いているのを見て、他の対処法など
ネットで検索したのであろうか?

さらに救急隊を呼ぶタイミング。
すぐに取れると事態を軽視して
電話するタイミングが遅れていなかったか?

市の視点からみると
認可している保育園からの事件であるが
寝耳に水。
実際にガイドライン等をだして管理をしているとは思うが
管理しきれる問題ではないが
管理責任は当然に問われる。

親の視点からみると
子供をただ保育園に預けていただけである。

事件発生から死亡するまでの約1ケ月間あるが
その間、保育園に預けているということは
基本的に親は仕事をしている。
この一か月の間は仕事をまともにすることができず
病院に貼り付けになっていたのかもしれない。

一般的には
仕事ができない=収入が減る。
有給も1ケ月の期間を考えると使いきっている可能性もあり、
有給を超えると減給になるので
ますます、厳しい状況に追い込まれる。

知り合いから弁護士を紹介されて
普段から中の良かった
保育園、担任保育士、調理師、
そして市を相手取って訴訟に流れる。

担当保育士や調理師は名指しで指定される。

弁護士から見ると
比較的、勝訴しやすい裁判となる
さらに公共性や話題性もあるので
通常の仕事よりプラス面が大きいので気合も入る。

ここで問題になるのは
保育園側に賠償資力がある?
資金が潤沢な保育園というのはあまり聞いたことがない。
(一般企業が経営している保育園は例外かもしれない)

保育園および保育士の賠償保険は
リスクが高い割にはあまりしっかりとしたものがない。
保育士向けの賠償保険が数年前に整備されたが
まだまだ十分なものではない。

そこで、市や国を相手取ることになる。
彼ら自身あまり責任を感じないことだと思えるので
先日のいじめ問題のような責任回避の動きになるのではないか
と思える。

今後の動向に注目したい。










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著者プロフィール
大坂寿徳(toshinori osaka)

バリ島在住6年目の海外起業家
観光やビジネシス情報
今思うことを自由に発信
海外で起業したい人の参考になれば
現在バリ島にて不動産およびコンサルティング業
を経営

日本とインドネシアの会社法と民法が詳しい
数少ない日本人


以前日本では保険代理業(事業売却済み)
外資、会計コンサルティング会社、
不動産業、学生企業(PR会社)などを経験

バリ島への移住、不動産探し、銀行口座開設
法人設立、VISAなどの相談受付中
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